Internetwork Expertのワークブック用の設定ファイルを動かす
1.設定ファイルのダウンロードから起動まで

Internetwork Expertのワークブック用のラボをシミュレータで動かす
CCIEのラボ試験対策で使うワークブックで有名なのが,Internerwork Expertのワークブックです。
同社では,ワークブックで使うネットワークをDynamips用の設定ファイルとして公開しています。
これを使えば,機器を大量に購入しなくても,CCIEラボ試験の勉強ができちゃうわけで,これは画期的。
ただ,さすがに大量の機器をシミュレートするので,ちょっとコツが必要です。
設定ファイルをダウンロードする
すでに,DynamipsとDynagenのインストールが済んでいるという前提で話を進めます。
(まだという人は,まずはこちらを参照してDynamips/Dynagenのインストールをどうぞ。)

最初に,Internetwork ExpertのWebサイトから,設定ファイルをダウンロードします。
以下のリンクをクリックしてファイルをダウンロードします。
http://www.internetworkexpert.com/resources/iosonpc.htm


パソコンに「internetwork.expert.topogies.zip」というファイルが出来ます。


次に,ダウンロードしたファイルの中身を,パソコンの適切なフォルダに入れます。
まずは,dynamips-start.cmdというファイルを,パソコンのDynamipsフォルダにコピーします。
同じ名前のファイルがあるので,それを上書きしてOKです。



dynamips-start.cmdは,Dynamipsを起動するためのバッチファイルです。
中身を見ると,二つの実行コマンドが書いてあり,7200と7201という二つのプロセスが同時に立ち上がるようになっています。
このワークブックでは,合計14台もの機器をシミュレートするので,二つのプロセスを使うわけです。



続いて,internetexpertフォルダを,Dynamipsフォルダの下にあるsample_labsフォルダにコピーします。
このフォルダにワークブック用の設定ファイルが格納されています。



必要なファイルのコピーは以上です。
これ以降は,これらコピーしたファイルの設定を変えたり実行したりする作業になります。
最低限の設定をして起動させる
設定ファイルを実行するために必要最低限の設定をして,実行してみましょう。
先ほどコピーしたinternetworkexpertフォルダに入ると,三つのDynagenの設定ファイル(.netファイル)があります。
今回使うのは,Routing&Switchingの最新のワークブックで使う「ie.routing.and.switching.topoligy.4.01.net」です。
ie.routing.and.switching.topoligy.4.01.netファイルをテキストエディタで開いて編集します。


修正するのはIOSイメージを指定する「image=」の項目です。
ここに,自分が使っているIOSのファイル名を入力します。
修正するのは2箇所で,プロセス7200と7201の設定で,同じように修正します。



修正は以上です。

Dynamipsを起動してみましょう。
DynamipsServerアイコンをダブルクリックします。


すると,タスクトレイに二つのDynamipsが起動します。
それぞれ,プロセス7200と7201のDynamipsです。


同時に,Dynagenのコンソールが立ち上がり,プロンプトが「=>」と表示されます。
そこで,「list」と打ってみます。
すると,以下のようにワークブックで使う仮想ルーターがずらっと表示されます。


立ち上げただけでは,すべての仮想ルーターの状態は「stopped」で,まだ起動していません。
プロンプトから「start /all」と入力すると,すべてのルーターが起動します。


すべて「started」と表示されれば,すべての仮想ルーターが無事に起動したことになります。
再び「list」と入力すると,State欄に「running」と表示されるはずです。
あとは,Dynamipsでできる通常の操作と同じで,ターミナル・ソフトを使ってそれぞれの仮想ルーターにコマンドを入力できます。
ルーターの接続構成などは,ワークブックに書いてあるものがそのまま再現されています。

ただ,このままではCPUの利用率が100%になって実際使えない状態です。
そこで,CPUの利用率を抑えるテクニックが必要になります。
起動時にエラーが出る場合の対処法(WindowsVistaのケース)
仮想ルーターを起動したとき「unable to create C7200」というエラー表示が出ることがあります。
私は,WindowsVistaでDynamipsを使ったときにこのエラーが出ました。


そのときは,DynamipsフォルダのUsersのアクセス権を変更すると,きちんと起動するようになります。
具体的には,「フルコントロール」にチェックを付けてやります。


これで上のようなエラーはでなくなるはずです。

2.PCのCPU利用率を抑える