Ciscoルーター・シミュレータ 〜インストールから動作確認まで〜
3.起動して動作させる

起動に必要な設定をする
何はともあれ,最初に動作確認してみましょう。
Dynagenのパッケージに入っているサンプル・ラボを利用して,シミュレータを動作させてみます。

ルーター・シミュレータを動作させるためには,Dynagenの設定が必要です。
設定ファイルを編集します。

設定ファイルは,Dynamipsフォルダに入っています。
デスクトップにできた「Dynagen Samle Labs」フォルダのショートカットをダブルクリックするとすぐに移動できます。



「sample_labs」フォルダには,いくつかの設定例が入っています。
ここでは,一番単純な「simple1」という設定ファイルを編集します。
そのため,「simple1」フォルダをダブルクリックして,中に入ります。



simple1フォルダの中には,「simple1.net」というファイルが入っています。
この.netが拡張子のファイルが,設定ファイルです。
設定ファイルの実態はテキスト・ファイルなので,編集するためにテキスト・エディタで開きます。



simple1.netをテキスト・エディタで開くと,以下の内容が表示されます。
「R1」と「R2」というルーター同士をつないだ設定になっています。



ここで書き換えるのは,一つだけです。
「image = 」の行は,IOSイメージが入っている場所と名前を示しています。
現状ではここに適当な名前が入っているので,自分がimageフォルダの中に入れたIOSの名前に書き換えてやります。



設定が完了したら保存します。
以上で設定は完了です。
シミュレータを起動して動作させる
いよいよシミュレータを動作させます。
Dynagenの設定画面(DOSウインドウ)からコマンドを入力して,シミュレータを起動したり停止したりすることができます。

まずは,デスクトップにできた「Dynamips Server」をダブルクリックします。
Dynamipsフォルダにある「dynamips-start.cmd」を実行してもOKです。


すると,以下のDOSウインドウが開きます。
この状態が,設定ファイルの実行を待っている状態です。



次に,先ほど編集した設定ファイル(simple1.net)をダブルクリックします。



すると,Dynamipsに設定ファイルが読み込まれて起動します。
以下のように,メッセージが出ればOKです。


と同時に,Dynagenの設定画面も開きます。
この画面を使って,シミュレータを停止させたり再起動させたりすることができます。
「=>」のプロンプトが出たら起動は完了です。



試しに,プロンプトからlistと打ってみましょう。
以下のように表示されるはずです。
見ると,R1とR2という2台のルーター(Cisco7200)が動作していることがわかります。
また,共にStateが「running」となっていて,問題なく起動していることが確認できます。


Windows2000の場合(設定ファイルをダブルクリックして起動させる方法)
Windows2000を使っている場合,設定ファイルである.netファイルをダブルクリックしてもDynagenが起動しません。
これは,.netファイルのアクション設定をちょっと変えてやれば直ります。


最初に,スタートメニュー>コントロールパネル>フォルダオプション>「ファイルタイプ」タブと進みます。
さらに,「登録されているファイルタイプ」ウインドウの中にある,拡張子「NET」を指定します。
そして,画面下にある「詳細設定」をクリックします。



ここでは,ファイル実行時のアクションを変えるので「open」を指定して,「編集」ボタンをクリックします。



すると,現在の設定が以下のように表示されます。



ここで書き換えるのは,「C:\Program Files\Dynamips\dg-local.cmd "%1"」の部分です。
「C:\Program Files\Dynamips\dg-local.cmd」の部分もダブルクオーテーションマーク("")で囲ってやります。
設定はこれだけです。



また,設定ファイルである.netファイルもちょっとだけ編集します。
「image =」行の後に,「C:」を付けてドライブ名を指定してやります。



これでWindowsXPのときと同じように,.netファイルを実行するとシミュレータが起動するはずです。
なおWindows2000の場合は,dynamips-wxp.exeではなくdynamips-w2000.exeを使うことを忘れずに。
(Dynamipsフォルダにあるdynamips.exeを削除し,dynamips-w2000.exeをdynamips.exeにリネームしてコピーします。)

2.ツールをインストールする      4.ターミナル・ソフトを使って操作してみる