Ciscoルーター・シミュレータ 〜インストールから動作確認まで〜
4.ターミナル・ソフトを使って操作する

ターミナル・ソフトで仮想ルーターを操作する
Cisco7200/3600シミュレータは,普段使っているターミナル・ソフトを使って操作できるようになっています。
ターミナル・ソフトの接続方法を見てみましょう。

最初に,仮想ルーターのコンソール接続用のポート番号を確認します。
Dynagenの「list」コマンドで表示される「Console」の数値が,接続用のポート番号です。
以下の表示を見ると,R1が2000で,R2が2001になっています。
これは,仮想ルーターR1には2000番ポートで接続し,仮想ルーターR2には2001番ポートで接続すればいいことを表しています。



それでは実際に,ハイパーターミナルで仮想ルーターR1に接続してみましょう。
接続先として,シミュレータが動作しているPCのアドレスとポート番号を指定すればOKです。
シミュレータが動作しているPCで接続する場合は,「ホストアドレス」の欄に「localhost」または「127.0.0.1」と入力します。
ここではR1に接続するので,ポート番号は「2000」を指定します。



「OK」ボタンを押せば,「Connected to Dynamips〜」というメッセージが出てきます。
これでコンソール接続が完了です。
あとは,通常のルーターと同様に操作できます。


Teratermの例も示しておきます。
ハイパーターミナルのときと同じく,ホスト名(もしくはIPアドレス)とポート番号を入力します。



無事に接続されました。

コマンド一つで全ルーターにターミナル接続する
Dynagenのコマンドを利用すると,コマンド一つで全ルーターに接続することができます。
複数のルーターに一度に接続できるので便利です。

試しに,Dynagenのプロンプトから「telnet /all」と入力してみてください。



すると,DOSウインドウを使ってすべての仮想ルーターにTelnet接続します。
この場合は,R1とR2の二つに素早く接続できるわけです。


なぜこういうことができるかというと,dynagen.iniというファイルにその設定が書き込まれているからです。
ということは,dynage.iniファイルの内容を書き換えてやれば,普段使い慣れているターミナル・ソフトを起動させることができます。



dynagen.iniファイルをテキスト・エディタで開くと,以下のようになっています。
「#」の行はコメントなので実行されません。
コメントされていない行には,「telnet = start telnet %h %p」とあります。
これが先ほどの,DOSによるTelnet接続の設定というわけです。



ここでは,telnetコマンドでTeratermが起動するように設定を書き換えてみます。
「telnet = start C:\progra~1\TTERMPRO\ttermpro.exe %h %p」という1行を書き加えればOKです。
(注:上のコマンドの「progra~1」を「Program Files」とするとエラーが出て起動しませんでした。)
そして,デフォルトで有効になっていた行に「#」を追加して,コメントアウトします。



ファイルを保存すれば設定は完了です。
Dynagenを起動し直して,再度Dynagenのコンソールから「telnet /all」コマンドを入力します。



すると,Dynagenのコンフィグに記載されている仮想ルーターの台数だけ,Teratermが起動します。
これで,自分の使い慣れた環境で,すぐに仮想ルーターを操作できるようになります。

3.起動して動作させてみる   Cisco7200/3600シミュレータ解説のトップページへ