Cisco7200/3600シミュレータ 〜便利なテクニック〜
ルーターに拡張モジュールを追加する(slotオプション)

拡張モジュールは自動で追加される
仮想ルーターに拡張モジュールを追加することができます。
どのように追加するか確認してみましょう。

まず,デフォルトではどのような状態で仮想ルーターが起動するか確認してみます。
試しに,.netファイルのコンフィグで,インタフェースに関する設定を何もしない状態で仮想ルーターを起動してみしょう。
設定は以下で,R1(Cisco7200)とR2(Cisco3640)のデフォルト状態を調べます。



各ルーターのコンソールで,show diagコマンドを使って拡張スロットの状態を見てみます。
R1(Cisco7200)は,デフォルトでslot 0に,FastEthernetが1ポート搭載されたモジュール「C7200-IO-FE」が搭載されているのがわかります。



一方のR2(Cisco3640)では,デフォルトでは何も拡張スロットが搭載されていません。



ではここで,.netファイルに,R1とR2同士をシリアル・インタフェースでつなげる設定をしてみます。
R1に,「s1/0 = R2 s1/0」という1行を付け加えます。
この状態で,仮想ルーターを再起動します。



R1(Cisco7200)を見てみると,slot 1にシリアル・ポートを8ポート搭載したモジュール「PA-8T」が追加されていることがわかります。
このように,.netファイルにインタフェースを記載してやると,自動で適切なモジュールを追加してくれるわけです。



同様にR2(Cisco3640)には,シリアル・ポートを4個搭載した「NM-4T」というモジュールが追加されました。



追加するモジュールを指定することもできる
追加したいモジュールをユーザーが手動で設定することもできます。
現状では,以下モジュールを追加できるようになっています。
ちなみに,拡張モジュールのことを,Cisco7200ではPA(ポート・アダプタ),Cisco3600ではNM(ネットワーク・モジュール)と呼んでいます。

【追加できるモジュール】 (Dynamipsバージョン0.2.6-RC1時点)
●Cisco7200
・PA-4T(Serial×4)
・PA-8T(Serial×8)
・PA-A1(ATM×1)
・PA-4E(Ethernet×4)
・PA-8E(Ethernet×8)
・PA-FE-TX(FastEthernet×1)
・PA-C7200-IO-FE(FastEthernet×1) ※デフォルトでslot 0に入っている
Cisco7200用モジュールに関する情報は以下を参照。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/rt/7000/200pahcg/chapter01/3875_08_1.shtml

●Cisco3600
・NM-4T(Serial×4)
・NM-1E(Ethernet×1)
・NM-4E(Ethernet×4)
・NM-1FE-TX(FastEthernet×1)
・NM-16ESW(FastEthernet×16)
それぞれのモジュールの仕様は,以下を参照。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/product/hs/routers/c3600/comp/index.shtml


手動でモジュールを追加する場合は,「slot番号 = モジュール名」という形で指定してやります。
では今度は,下の設定の状態で仮想ルーターを起動してみます。



R1(Cisco7200)では,設定通りに,Slot2に「PA-4T+」というモジュールが追加されているのがわかります。



R2(Cisco3640)でも,設定通りに,Slot2に「NM-1E」というモジュールが追加されました。